クアラルンプールのペトロナスツインタワーを背景にしたコンドミニアム、MM2Hによる不動産購入・賃貸を象徴

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MM2Hで買って貸す:日本人投資家のマレーシア物件購入・賃貸ガイド

MM2Hで物件を買って貸す場合、最初に何を確認すべきですか?

MM2Hビザは長期滞在を可能にする在留資格であり、物件購入・賃貸のルールとは別枠です。まず「どの階層のMM2Hか」「その階層で求められる不動産購入義務があるか」「賃貸に出す場合の税務上の居住者判定」の3点を分けて整理してください。MM2Hを持っているからといって、物件購入や賃貸経営が自動的に有利になったり簡略化されたりするわけではなく、通常の外国人購入者・非居住者オーナーと同じ手続きを踏む必要があります。

日本人投資家の間で「MM2Hを取れば物件購入と賃貸がセットで進む」という誤解がありますが、実際には別の制度です。この記事では2026年時点のMM2H階層別デポジットと不動産購入要件、MM2Hを取得しないままの物件購入の可否、非居住者オーナーの賃貸課税、そして日本からの遠隔運用の実務までを順番に整理します。SPEEDHOMEはこれまでマレーシア全土で30,000件を超える賃貸契約の運営実績を持つプラットフォームで、遠隔地オーナーの運営データもここに含まれます。


2026年のMM2Hには、どんな階層とデポジット要件がありますか?

2026年時点のMM2Hは4階層に分かれています。Silver(定期預金USD150,000、5年更新制)、Gold(USD500,000、15年)、Platinum(USD1,000,000、20年)、そして特別経済区(SEZ)ルート(21〜49歳はUSD65,000、50歳以上はUSD32,000、10年)です。本土向けの階層では、承認からおおむね1年以内にマレーシアの住宅用不動産を購入する義務も付きます。

不動産購入の目安額は、州ごとの規則にもよりますが、Silverで最低RM600,000、GoldでRM1,000,000、PlatinumでRM2,000,000程度とされています。定期預金の最大50%は、物件購入・医療・教育など承認された用途であれば後から引き出せる仕組みです。多くのMM2H保持者は、この購入義務を履行するまでの期間、まず賃貸で住みながら物件を探します。オーナー側としては、テナントのMM2H承認レターとパスポート内のMM2H社会訪問パス(social visit pass)の提示を求めることができます。

MM2H階層 定期預金額 ビザ有効期間 不動産購入の目安下限
Silver USD150,000 5年更新制 目安RM600,000〜(州により異なる)
Gold USD500,000 15年 目安RM1,000,000〜(州により異なる)
Platinum USD1,000,000 20年 目安RM2,000,000〜(州により異なる)
SEZ(21〜49歳) USD65,000 10年 州のSEZ規則に準拠
SEZ(50歳以上) USD32,000 10年 州のSEZ規則に準拠

正確な換算額や州別の下限は変動するため、投資判断の前に必ずMM2H公式ガイドラインと現地の不動産エージェント・弁護士で最新の数字を確認してください。MM2Hは在留資格であって就労資格ではない点にも注意が必要です。


MM2Hを取得しなくても、物件を買って貸すことはできますか?

できます。シンガポール人を含む外国人は、一般的にMM2Hや居住ビザを持たなくても、州が定める最低購入価格を満たし、かつ国家土地法典(National Land Code)第433B条に基づく州政府の承認(コンセント)を取得すれば、マレーシアの住宅用不動産を購入・保有できます。この承認手続きにはおおむね1〜3か月かかります。

マレー保留地(Malay Reserve land)、ブミプトラ指定ユニット、ほとんどの農地、低価格住宅(low-cost housing)などは外国人購入の対象外です。また、物件を賃貸に出すためにマレーシアの居住資格が必要というわけでもありません。ビザの有無にかかわらず、マレーシア国内で発生する賃貸収入はマレーシアで課税対象になります。

つまり、日本人投資家がMM2Hを取らずに物件だけ購入し、遠隔で賃貸経営することも制度上は可能です。ただし州ごとの最低価格や承認プロセスは変動するため、購入前に州政府の最新規則を確認する必要があります。


非居住者オーナーとして、賃貸収入にはどれくらい課税されますか?

非居住者個人オーナーのマレーシア賃貸所得には、一律30%の税率が課されます(2020課税年度、YA2020以降適用)。これは総賃料ではなく、認められた経費を差し引いた後の純賃貸所得に対する税率です。非居住者は個人控除やリベート、居住者向けの累進税率の適用を受けられません。

MM2H保有者であっても、税務上の非居住者・居住者の判定は別途行われ、一般的には1曆年におけるマレーシア国内の実際の滞在日数で判定されます。MM2Hビザを持っているからといって自動的に居住者扱いになるわけではありません。正確な判定と申告区分は、ライセンスを持つ税理士(tax agent)またはLHDN(内国歳入庁)のガイドラインで個別に確認してください。


日本にいながら、購入した物件を賃貸として運用できますか?

できます。委任状(Letter of Authority)で現地代理人を指定し、追跡可能なマレーシアの銀行口座で家賃を受け取り、SPEEDHOMEのようなプラットフォームに賃貸運営の記録管理を任せれば、日本にいながらでも物件を実質的にコントロールできます。

MM2Hで長期滞在する予定でも、実際には日本と行き来しながら物件を運用したいオーナーは少なくありません。遠隔署名・印紙税(スタンピング)の実務、委任状の作り方、現地代理人と管理会社の選び方は、日本からマレーシアの物件を賃貸管理する方法で詳しく解説しています。

SPEEDHOMEを通じた賃貸運営では、入居者はZero Deposit(零押金)方案を使って敷金相当の現金を用意せずに入居でき、オーナー側は保険ではなく賃貸保護(レンタルプロテクション)の仕組みで守られます。全戸が対象になるわけではないため、対象可否は物件ごとに確認が必要です。日本からの遠隔運用でも、入居審査記録やデジタル書類が残る運営体制は、テナント選定の透明性を保つ助けになります。


購入後、日本にいながら賃貸経営は回せますか?

回せます。物件購入から入居者確定までの流れを1つのプラットフォームで一貫して進められるのが実務上のポイントです。具体的には、(1)購入・州承認の完了、(2)SPEEDHOMEへの物件掲載、(3)入居希望者の審査(テナントスクリーニング)、(4)Zero Deposit方案での入居可否の確認、(5)印紙税処理済みの賃貸借契約書(TA)の締結、(6)家賃の追跡可能な回収、(7)ランドロードプランによる継続的な運営管理、(8)非居住者の確定申告に向けた記録整備、という8段階を通じて日本にいながら賃貸経営を回すことができます。

購入直後のオーナーが最も戸惑うのは、「どこまでを自分で手配し、どこからをプラットフォームや代理人に任せられるのか」という線引きです。SPEEDHOMEのランドロードプラン(Standard/Protect/Protect+)は、月々の家賃支払いから差し引かれるサービス料が、オーナーがプラットフォーム上で完了させた賃貸契約の累計件数に応じて段階的に下がる仕組みで、契約1件目は家賃の2.19%+SST、2〜10件目は2.00%+SST、11〜20件目は1.90%+SST、21件目以降は1.80%+SSTです。たとえば家賃RM2,000の物件であれば、2.19%の料率で月額RM43.80(年換算RM525.60)が目安になります。プランにはこのほか、家賃保護プール(Rent Protection Pool、未払い家賃への備え)、什器・什具の原状回復に関する少額の付帯カバー、そしてSPEEDFIXアドバンス(修繕費の立て替え、無利息・家賃からの分割返済、審査と対象エリアの条件あり)が含まれます。プラン変更・解約には契約開始から60日間のプラン変更ウィンドウがあり、これを過ぎた通常の変更・解約はできません。正確な料率・上限額・条件は契約時点の内容が優先されるため、契約前に最新の条件を確認してください。

このように、購入後の運営を「入居者募集→スクリーニング→Zero Deposit確認→TA締結→家賃回収→継続管理→税務記録」という一続きの流れとして設計しておけば、日本に居ながらでも意思決定のタイミングだけ押さえれば運営が回ります。日々の現地対応や委任状(Letter of Authority)の実務は、日本からマレーシアの物件を賃貸管理する方法で扱っています。管理方式そのものを自主管理・エージェント・SPEEDHOMEで比較検討したい場合は、マレーシアの賃貸管理サービス比較を、非居住者としての確定申告の実務は非居住者のマレーシア賃貸所得税ガイドを参照してください。


よくある質問

MM2Hを取れば、物件購入や賃貸手続きが有利になりますか?

いいえ。MM2Hは在留資格であり、物件購入や賃貸の手続き・税務上の扱いを直接優遇するものではありません。本土向けの階層では不動産購入義務が付きますが、購入条件自体は他の外国人購入者と同じ州規則・承認プロセスに従います。

MM2Hを取得しないまま、物件を買って貸すことはできますか?

できます。州の最低購入価格を満たし、国家土地法典第433B条に基づく州政府の承認を得れば、居住ビザなしでも購入・保有・賃貸が可能です。ただし対象外の物件区分(マレー保留地、ブミプトラ指定ユニットなど)には注意してください。

MM2Hの階層によって、購入すべき物件の価格は変わりますか?

変わります。2026年時点でSilverは目安RM600,000〜、GoldはRM1,000,000〜、PlatinumはRM2,000,000〜とされていますが、州ごとの規則により下限は異なります。正確な数字は州の最新ガイドラインで確認してください。

非居住者として賃貸収入を得た場合、税率はどうなりますか?

純賃貸所得(経費控除後)に対して一律30%が課されます。総賃料そのものに課税されるわけではありません。居住者・非居住者の判定はMM2Hビザの有無ではなく、実際の滞在日数で行われます。

日本にいながらマレーシアの賃貸物件を管理する方法はありますか?

あります。委任状で権限を与えた現地代理人、追跡可能な家賃受取口座、修繕の承認ルールの3点を出国前に固定しておくのが基本です。詳細は日本からマレーシアの物件を賃貸管理する方法を参照してください。

SPEEDHOMEのZero Depositは保険と同じ仕組みですか?

いいえ。Zero DepositはSPEEDHOMEの管理型賃貸リスクシステムであり、金融保証商品や保険ではありません。入居者は敷金相当の現金を用意せずに入居でき、オーナー側は賃貸保護の仕組みで守られます。対象可否は物件ごとに異なるため、ライブ物件情報で確認してください。

SPEEDHOMEの賃貸管理プランを見る →

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